建設業者必見!公共工事受注を左右する「経営事項審査(経審)」の全てと、P点アップのメリット


🌟 はじめに:公共工事を受注するための「最強のパスポート」

国や地方公共団体が発注する公共工事を請け負う建設業者にとって、避けて通れないのが**「経営事項審査(経審)」です。この審査で算出される総合評定値(P点)**こそが、あなたの会社が請け負える工事の規模や、入札における競争力を決定づけます。

本記事では、経審の基本から、P点が高まることで得られる具体的なメリット、そして専門家である公認会計士や行政書士がどのようにサポートできるかを解説します。


1. 経営事項審査(経審)とは?

経審は、建設業者の**「経営規模」「技術力」「経営状況」「社会性」**を客観的に評価し、数値化する制度です。この評価結果は、各発注機関が競争入札の参加資格や格付け(ランク)を決定する際の根拠となります。

評価項目(アルファベット)評価の対象
X (経営規模)完成工事高、自己資本額など、会社の規模
Y (経営状況)利益率や負債抵抗力など、財務の健全性
Z (技術力)技術職員の数や保有資格、元請完成工事高
W (社会性等)社会保険の加入、経理体制、防災協定など、社会的な取り組み

このX・Y・Z・W点を総合して算出される最終スコアが、あなたの会社の公共工事における実力を示す**「総合評定値(P点)」**です。


2. 総合評定値(P点)上昇による段階別メリット

P点が高くなることは、単に点数が良いというだけでなく、**「受注できる工事の規模」「企業の信用力」**に直結します。

P点目安ランク(一般的な格付け)メリットの具体的な内容
600点未満D・Eランク主に小規模工事に限定され、競争も激しい。
600点〜800点Cランク中小規模の工事(数千万円〜1億円未満)の入札に参加可能。地域での公共工事の柱を確保しやすくなる。
800点〜1,000点Bランク中規模工事(数億円未満)の入札に参加する機会が大幅に増加。地域の優良企業として認知される。
1,000点以上Aランク大規模工事(数億円以上)に参入可能。極めて高い信用力と安定した経営基盤の証明となり、金融機関からの評価も高まる。

3. P点を上げるための具体的な施策

P点を効果的に上げるには、各評価項目への戦略的な取り組みが不可欠です。

評価項目重要な改善アクション
Y点 (経営状況)利益の確保借入金の早期返済による負債圧縮、遊休資産の売却による財務改善。
Z点 (技術力)1級・2級の国家資格保有者の採用・育成、技術者への監理技術者講習受講を推進。
W点 (社会性等)社会保険の完全加入建退共・法定外労災への加入、**CCUS(建設キャリアアップシステム)**の導入、防災協定団体への加入。

4. 公認会計士・行政書士による専門サポート

P点アップを効率的かつ確実に行うには、専門家の力が必要です。

🔹 公認会計士の貢献(主にY点・経理面)

公認会計士は、建設業特有の工事進行基準などの会計処理を正しく行い、**現場別採算管理(原価管理)**を導入することで、Y点(経営状況)の向上に貢献します。また、税務申告を含めた財務戦略の立案により、経営体質そのものを健全化します。

🔹 行政書士の貢献(主にW・Z点・申請面)

行政書士は、経審の申請手続き全般を代行するスペシャリストです。

  • 現状分析と戦略提案: 決算書からP点シミュレーションを行い、「どのW点・Z点対策が最も効果的か」を具体的に提案します。
  • 各種申請の代行: 煩雑な決算変更届、経営状況分析、経営規模等評価申請を一貫して代行し、申請漏れやミスを防ぎます。
  • 加点項目のチェック: 見落としがちな建設業経理士の配置法定外労災の加入といった加点項目をチェックし、実行をサポートします。

💡 まとめ:P点アップは未来への投資

経営事項審査のP点向上は、公共工事の受注機会を拡大するだけでなく、企業の信頼性を高め、経営体質そのものを強化する**「未来への投資」**です。

自社の強みと弱みを正確に把握し、公認会計士や行政書士といった専門家と連携することで、貴社の公共工事受注を有利に進めましょう!