求職エージェントに依頼する場合の相場はいくらか?

求職エージェント(人材紹介会社)に依頼する場合の費用は、基本的に成功報酬型です。つまり、実際に採用が決定し、入社が完了した場合にのみ費用が発生します。

その相場は、採用する人材の**「理論年収」**に一定の料率(パーセンテージ)を掛け合わせて算出されるのが一般的です。

費用相場の計算方法

  • 費用相場 = 理論年収 × 料率

1. 理論年収とは

理論年収とは、採用者が1年間勤務した場合に受け取る想定年収の概算です。基本給だけでなく、各種手当(残業手当、住宅手当など)や賞与も含めて計算されます。

2. 料率の相場

人材紹介会社が設定する料率は、一般的に**30%〜35%**が相場とされています。ただし、以下の要因で変動することがあります。

  • 採用する職種やポジション: 専門性の高い職種(ITエンジニアなど)や、マネジメント層、ハイクラス人材の場合は、料率が40%〜50%と高くなる傾向にあります。
  • 人材紹介会社: 各社によって料率の設定は異なります。
  • 採用難易度: 採用が難しいと判断される場合は、料率が高めに設定されることがあります。

費用のシミュレーション

料率を35%と仮定して、理論年収ごとの費用をシミュレーションしてみます。

理論年収費用(35%の場合)
300万円105万円
400万円140万円
500万円175万円
600万円210万円
800万円280万円
1,000万円350万円

まとめ

  • メリット: 採用のプロが求める人材を探してくれるため、採用活動の手間を大幅に削減でき、自社では出会えないような優秀な人材と巡り合える可能性が高まります。
  • デメリット: 他の採用手法(求人広告など)に比べて、採用一人あたりの単価が高額になる傾向があります。

人材紹介を利用する際は、複数のエージェントに相談し、手数料率やサービス内容、返金規定(入社後すぐに退職した場合の対応など)を事前に確認しておくことが重要です。

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