読書感想

「朽ちるインフラ
忍び寄るもうひとつの危機」
根本祐二著
(日本経済新聞出版社・2011)

「道路、橋、上下水道、公共施設等
インフラは、民間企業と異なり、使
用期限が無いのではないかという錯
覚があるのでははないか」という著者
の問題提起に、はっとさせられまし
た。私も行政の所有する公共資産は、
民間よりも堅実に運用されているとの
思い込みがありました。






 しかし、著者の述べるように、
税金の使い方、民間資金調達等財政
規律をしっかり行うか否かにより、
市民生活を支える安心・安全な公共
サービス維持をできるかが掛かって
くることに驚きました。






 市民ひとりひとりが、税金等を
どのように使い、安心安全な公共
サービスを受け取るか、行政サー
ビスのコスト

(例 地方自治体の規模

にかかわらず、図書館の本貸出

コスト 平均1,000円/人。)

を意識して議論することが必要だ
と痛感させられました。

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